養成学校卒業者の歯科衛生士国家試験の合格率とは?
養成学校卒業者の歯科衛生士国家試験の合格率とは?
歯科衛生士になるためには、国家試験に合格する必要があります。
その国家試験の合格率は、95%前後と高い割合にあるのが特徴的です。
95%は、100人受けて95人が合格するということです。
養成学校でも、国家試験に合格するためのサポートが充実しているので、そこで真面目に学習していれば、大抵の人は合格するでしょう。
ただ、不合格者がいるので、就職のためにも油断せずに1回でパスしたいところです。
歯科衛生士国家試験は、養成学校でしっかりと学んでいれば合格するレベルとは言えども、なぜこんなにも合格率が高いのか気になるかもしれません。
その理由は、受験資格がとても限られているからです。
合格する割合が高いからと言っても、一般の人が誰でも受験できるわけではありません。
受験資格は、歯科衛生士の養成学校の卒業者(卒業見込者)に限られます。
国家試験に合格する見込みのない人は留年するので、養成学校でしっかりと学んでいる人が順当に合格していると言えるでしょう。
歯科衛生士になりたいなら養成学校で受験資格を得よう
歯科衛生士になるには、国家試験に合格しなくてはいけません。
受験資格は、高校卒業後に文部科学省指定の歯科衛生士学校あるいは都道府県知事指定の歯科衛生士養成学校にて、3年間にわたり知識や技術を習得すれば得られます。
国家試験は年に一度のみです。
合格すると名簿に登録され免許証が付与されます。
文部科学省指定の歯科衛生士学校とは、大学の歯学部や医療保健学部、看護保健学部や看護福祉学部などの口腔保健学科や3年制短期大学の歯科衛生学科などです。
ニーズの高まりにより、養成課程を設置する大学が増加しています。
都道府県知事指定の養成学校とは専修学校や各種学校です。
学費の相場は国公立大学で約250万円、私立大学で約500万円、専門学校で350万円程度になります。
専門学校によっては、夜間部を設けている学校もあります。
働きながら学び受験資格を得ることができますし、昼間部よりも学費は安めです。
奨学金制度がある学校も多く、社会人で学びたい人に向いています。